国道38号線沿い、道の駅うらほろの少し奥に浦幌木炭の3つの窯があります。
①町内山林から長さを揃えて切ったナラの原木を集材し、
この機械で太いものは縦に4ツ割し、太さを揃えます。
②一度に窯に入る原木はおよそ10トン、これを窯に隙間なく丁寧にぎっしり詰め込みます。
窯に原木を詰め込む作業で、丸一日かかります。
③およそ15日間を要する蒸し焼き作業は、のぞき窓、マニュアルや温度計はなく、
長年培った勘と煙のにおいを頼りに製造するという、まさに“職人技”。
10トンだった原木が蒸しあがった時には約2トンの製品になります。
④蒸しあがった木炭を1本1本丁寧に台車に積み、窯の外へ運び出します。
窯の中はまだ蒸し暑く息苦しい中、中腰での作業は本当に大変です。
⑤丸のこで13㎝の長さにそろえてカットし、残りも大きさや形によって仕分けします。
⑥長さを揃えた木炭を、今度は帯のこで太さを揃えるために縦割りします。
窯からの運び出しとカット、仕分け作業で、3日間ほどかかります。
形や大きさを揃えて箱詰めした木炭は、全国の焼き鳥・焼き肉店へ出荷されます。
⑦大きさの不揃いな木炭は袋詰めにし、キャンプ用として格安で販売しています。
他にも住宅床下に敷き詰めたり、畑の融雪剤、土壌改良資材として最適な
粉炭も販売しています。